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专利摘要:
公开号:WO1991002120A1 申请号:PCT/JP1990/000992 申请日:1990-08-02 公开日:1991-02-21 发明作者:Yasurou Nakamura 申请人:Nakamura Seishisho Co., Ltd.; IPC主号:D21H19-00
专利说明:
[0001] • 明 細 書 [0002] • 熱接着紙シー ト [0003] • 〔技術分野〕 [0004] • 本発明は壁紙, 天井紙, 合板の裏打紙と く に日本式家屋における 5 襖紙, 障子紙, 書画の裏打紙等として好適で、 通常のアイ ロ ンは勿 ♦ 論、 スチームアイ ンを使用して貼着する熱接着紙シー トに関する。 [0005] • 〔背景技術〕 [0006] • 従来、 壁紙, 天井紙, 合板の裏打紙と く に日本式家屋における襖 • 紙, 障子紙, 書画の裏打紙等の紙材シー トとして、 再湿襖紙, 壁紙 0 等において水溶性糊料を塗布乾燥したもの、 紙材シー ト裏面に粘着 • 剤を塗りその上に剝離紙を被せたタ ック式のもの、 さらには、 通称 • アイ 口 ン貼りと称するものがある。 [0007] • 上記水溶性糊料を塗布乾燥した再湿襖紙, 壁紙は、 本来、 襖や壁 • に貼るとき、 水溶性糊料を刷毛やロールで本紙の裏側に塗布するも 5 のを、 襖紙, 壁紙の製造段階で塗布乾燥したものであって、 美麗に • 展張した状態に貼り付けるには、 再湿するときの加水量に大きく左 • 右される。 加水量が少ないと、 貼付時の皺が伸びる前に被接着面へ • 接着し、 皺を作ったまま固定してしまう。 他方、 加水量が多すぎる . と、 貼着時の皺は伸びるが、 本紙等がパルプ等の吸水性シー トの場 0 合、 シー ト全体が収縮しすぎるため、 四辺のカ ッ ト部位が接着する • 前に収縮するため、 仕上げ時に本紙の面積が小さ く なつて内側にず • れて、 襖紙では四辺に隙間ができ、 また、 壁紙では、 継ぎ目が開い [0008] . て見苦しいものとなる。 この加水量は貼付時の湿度によって異なり、 . その調整にはかなりの熟練を要する。 [0009] 5 また、 タ ッ ク式の襖紙, 壁紙は、 上記再湿の襖紙, 壁紙の困難な • 貼着時の加水より解放される一方法である。 タ ック式襖紙, 壁紙の • 貼付けは、 本紙裏面の離型紙を剝がしながら貼り付けていく もので あって、 貼着作業終了と同時に仕上がりとなる。 したがって、 仕上 がりが早い、 水を使わないため作業環境が汚れない等の利点がある が、 貼り直しができないため、 皺ができやすい、 高価である等の欠 点力《ある。 [0010] さらに、 通常、 アイ ロ ン貼り襖紙としては、 上記再湿襖紙の貼り 付け時において四辺のみを家庭用アイ 口 ンで乾燥させるものと、 襖 紙シ一 トの裏面へ感熱性接着剤を積層したものがある。 前者の利点 として、 再湿襖紙に加水する場合に加水量が多すぎても外辺部をァ ィ 口 ンで乾燥接着するので、 皺ができにくい、 本紙の面積が小さ く ならない等の利点があるが、 加水作業があるため再湿襖紙より作業 工程が多くなり面倒である、 加水作業があるため作業環境が汚れる 等の欠点がある。 [0011] 後者の感熱性接着剤を積層したものは、 従来の再湿用に使用する 襖紙シー トの裏面へ口一ルコ一ティ ング又はラ ミネー トによつて感 熱性接着剤を積層したものであり、 緑を外さないで簡単に貼れる、 水を使わないで手軽に貼れる、 少ない道具で誰でも貼れる、 ドライ 接着なのでスビー ド仕上がりが可能であるという特長があると言わ れている。 しかしながら、 実際には貼り付け対象が平らである必要 があり、 下地がデコボコ したような襖には貼ることができない、 組 子襖の場合にはあまり押さえすぎると骨のあとが残る、 水は一切使 用できず霧吹きしても紙が伸びて皺や膨らみが生じる等の欠点があ る。 したがって、 アイ ロ ンは必ずドライで使用する必要があり、 ス チームアイ 口 ンが紙材自体の皺伸ばしと急速貼り付けに有効である とは判っていても使用できないという欠点がある。 [0012] と く に、 従来の熱接着紙シー トは、 紙材自体が元来水溶性糊料で 貼り付けるための紙材が使用されているため、 水分を与えることに よって紙の含水量が増大すれば寸法が伸び、 乾燥して含水量が減少 . すると縮小する。 したがって、 通常のアイ ロ ンによる接着では、 加 . 熱時には紙材に舍有される水分が減少して寸法が縮んで皺を生じ、 • 接着完了後には含水量が増して寸法が伸びて接着不良箇所に膨らみ . を生じるという欠点がある。 [0013] 5 したがって、 従来の熱接着紙シー トを接着するための被接着面は、 . アイ 口 ンによる加圧が均一になされるように全面が平坦な面である . 必要があり、 また、 高温の了イ ロ ン面を必要としていた。 [0014] - 本発明の目的は、 被接着面が平坦でなく とも充分に適用できて、 [0015] ♦ スチームアイ ロ ンの使用が可能であり、 貼り付け後の表面状態がよ 0 く、 比較的低温でも短時間に正確な貼り付けができる熱接着紙シー - トを提供することにある。 [0016] • 〔発明の開示〕 [0017] • 本発明の熱接着紙シー トは、 ク レープ加工またはエ ンボス加工等 - を施して形成した凹凸を有するシー ト材表面に、 熱可塑性 ·感熱収 5 縮性感圧接着剤の層を設けたことを特徴とする。 [0018] - ω凸の形成手段としてのク レープ加工については、 ク レープ加工 • 法によってゥエツ トク レープと ドライ クレープに大別されるが、 何 • れの方法でもかまわない。 [0019] . シー トのク レープ加工またはェンボス加工による凹凸の大きさ 0 (片面の山の高さ) hは、 シー トの厚さ Dによって異なるが、 ク レ • —プ加工の場合はシー トの厚さ Dの 1/2〜50倍程度が望ましい。 こ ♦ れは、 ク レープ加工による凹凸の大きさ hがシー トの厚さ Dの 1/2 • より小さいと、 シー トの伸縮の影響が直ちに面積の伸縮として影響 • し、 他方、 50倍を超える凹凸になると美観を損ない、 また押圧時に 5 接着力, 外観にムラが生じ好ましくないからである。 他方、 ェ ンボ • ス加工の場合は、ェンボス口ールの版の深さがシー トの厚さ Dの 1/2 • 〜50倍程度であることが望ましい。 エ ンボス加工の場合には、 加工 時にシー トが圧縮されて厚さが減少するとともに、 加工後にシー ト の凹凸が弾性的に一部復元して、 加工後のシ一 トの凹凸の大きさ h はエ ンボス口一ルの版の深さより も小さ くなるが、 加工時のェンボ ス口ールの版の深さが前記の範囲内であれば、 シー トが伸縮しよう とするときにヱンボス加工による凹凸部が選択的に伸縮することに より、 シー トに皺が生じないことが実験により確かめられた。 また、 被接着面の少々の不均一面においても適当な凹凸の谷部の裏側が被 接着面に接し接着を可能にする。 シー トの片面の凹凸の大きさ hを シー トの厚さ Dの 1/2〜 50倍程度としたとき、 シー トの両面の凹凸 の大きさ Hは、 シー トの厚さ Dの 3/2~ 50倍程度となる。 [0020] このように、 シー トにク レープ加工またはェンボス加工を施して 凹凸を形成しているために、 貼着時に熱圧部が収縮するとき、 熱圧 部と非熱圧部の境界部分にあたる凹凸部が高さを減少して非熱圧部 に熱圧部の収縮が影響するのを阻止するので、 境界部及びその周辺 に皺が発生しなくなる。 また、 貼着後において、 空気中の湿度や温 度の変化によるシ一 トの伸縮が平面方向に広がることなく、 凹凸部 の上下方向の伸縮に吸収され、 その結果シー トに皺が生じることが ない。 [0021] 前記シー ト材としては、 いわゆる紙の他に、 木材パルプとの混抄 の裏打紙を設けた合成榭脂シ一トを用いることができる。 [0022] また、 紙として、 感熱収縮繊維そのもの、 あるいは感熱収縮繊維 を混抄した紙を用いることができる。 [0023] 例えばこうぞ, 三ッ又, がん皮, 麻等の天然のじん皮繊維、 木材 ノヽ。ルプ、 コ ッ ト ン リ ンタ ーノヽ。ルプ, レーヨ ン等のセルロ ース系繊維 の単体又は複合材を原料とした紙を使用できる。 [0024] さらに上記原料に、 ガラ ス繊維, マイ クロガラ ス, ロ ッ クウール, 鉱さい綿, アルミ ナ繊維, 了ル ミ ナ シ リ 力繊維, ムラ イ ト繊維, ホ • ゥ酸繊維, 石英繊維, 珪酸ガラス繊維, 溶融シ リ カ繊維, チタ ン酸 ♦ カ リ ウ ム繊維, ジルコニァ繊維, 硫酸カ ルシウ ム繊維, フ ォ スフ ヱ . 一ト フ ア イバー, ポロ シ リ ケ一 ト繊維, 炭素繊維, 活性炭素繊維等 . の無機質繊維が配合されたものでもよい。 [0025] 5 さらに、 ビニロ ン繊維が配合されたものでもよい。 [0026] . 用途に応じて、 ろう石, カオ リ ン, セ リ サイ ト, タルク, ゼオラ [0027] . ィ ト等の珪酸塩や、 炭酸カルシウム, 二酸化チタ ン, 水酸化アルミ . 二ゥ 厶, アルミ ナ, シ リ カ, マグネシア等の各種墳料を配合したも . のであってもよい。 [0028] 0 さらに、 水溶性尿素樹脂, メ ラ ミ ン樹脂, カチオ ン化澱粉, C M . Cポ リ ア ミ ドポ リ ア ミ ンェ ピク ロルヒ ド リ ン榭脂, ポ リ ィ ミ ン榭脂, • 水溶性アク リ ル樹脂, メ チルセルロ ース, ェチルセルロ ース, ヒ ド [0029] • ロキ シェチルセルロ ース等の紙力増強剤、 マ レイ ン酸中性サイ ズ剤, . ロ ジン系サイ ズ剤, 石油系サイ ズ剤, 高分子榭脂ェマルジ ヨ ン, ゴ 5 ム ラ テ ッ ク ス等のサイズ剤類等の有機結合剤を添加してもよい。 [0030] • また、 ノ イ ンダ一として、 ポ リ ビニルアルコ ール, S P G等を用 [0031] • い こ と ある。 [0032] ♦ さらに、 上記の紙を裏打紙として表面を塩化ビニール系樹脂で被 • 覆し、 その樹脂を特開昭 59-8898 号公報等に開示された通気性処理 0 を行って、 スチームが通過できるようにしたものへ、 印刷, 発泡, • エ ンボス加工, 難燃加工, 不燃加工等の壁紙等に必要な加飾加工を ♦ 施したものも使用できる。 [0033] - その他、 上記の紙を裏打紙として表面へ織布, 編布, 不織布, 耐 [0034] • 熱性の合成皮膜, コルクの薄皮, 木材の薄皮 (突板用) , 金属箔, 5 鉱物質網, 皮革又はそれらの結合したもの等を貼合わせたものでス . チームが通過できるものも使用できる。 [0035] . またさらにその他、 公知の壁紙原紙のうち、 アイ ロ ンのスチーム . が通過できるものでアイ 口 ンの熱で過大に収縮したり、 溶けたり し . ないものなら何でも使用できる。 [0036] . 前記の紙として、 疎水性感熱収縮繊維を混抄した紙を用いること [0037] . ができる。 なおシー ト本体の湿度変化, 温度変化に対する寸法安定 5 性向上のため、 疎水性感熱収縮繊維を 5 〜; L00 %含有する方が望ま • しい。 [0038] . すなわち、 熱接着紙シー トの貼付け作業時においてシー トは縮む [0039] . ように、 貼付け完了後はシー ト本体の湿度変化や温度変化に対する . 寸法安定性向上のため、 疎水性感熱収縮繊維を 5〜 100%含有する 0 方が好ま しい。 [0040] . 上記の紙材の中から障子紙、 書画の裏打紙等の用途に応じて適当 [0041] . な配合のものを選定し、 抄合せ紙の場合には層間が剝離しにくいも • のを選ぶ。 [0042] . さらに、 表面にはフ レキソ印刷、 グラ ビア印刷、 スク リ ーン印刷 5 等の印刷や、 汚れ防止のための樹脂加工を施し、 さらには他の加飾 - 加工を施したものを使用できるが、 スチームアイ ロ ン処理のために . はスチームが通過できるものとする必要がある。 [0043] . 上記紙材を裏打ち紙として使用し、 表面に塩化ビニール系榭脂で . 被覆する場合には、 特開昭 59-8898 号公報に開示されている通気性 0 処理を施してスチームが通過できるようにしたのち、 印刷, 発泡, . エ ンボス加工, 難燃加工, 不燃加工等の必要な加工を施して使用す • る。 [0044] • さらに裏打ち紙の場合には、 表面に織布, 編布, 不織布, 耐熱性 . の合成樹脂皮膜, コ ルクの薄皮, 金属箔, 鉱物質網, 皮革等を張り 5 合わせたスチーム通過性のシー トとすることができる。 [0045] . その他、 スチームアイ ロ ンによる処理を可能とするシー トとする [0046] . 場合には、 アイ ロ ンの熱で過大に収縮したり、 溶けたり しないもの • であれば何でもよい。 [0047] • 疎水性感熱収縮繊維としては、 ポ リ エチ レン, ポ リ プロ ピレ ン, [0048] . ポ リ エステル, ポ リ クラール, アク リ ル, 酢酸ビニル及びそれらの • 誘導体等の単体又は複合の繊維が適当である。 被接着物の性質に合 [0049] 5 わせて適当な繊維とその含有率を決めればよい。 [0050] • 感熱性接着剤としては、 E V A, E E A, E A A, アイオノマー - 樹脂, ウ レタ ン榭脂及びそれらの誘導体等の融点が 60°C〜150 °Cの - ものから用途に応じて選び、 層厚は接着力, 収縮力を適当にするた • め 10〜 100〃m、 好ましく は 15〜50 mの範囲から選べばよい。 [0051] 0 接着剤層としては、 熱可塑性 · 感熱収縮性 ·感圧接着性の合成樹 • 脂フ ィ ルムをラ ミネ一 ト して 10〜; 100 Ai m程度の厚みに形成させる . のがよく、 好ましく は 15~50>um程度がよい。 これは、 フ イ ルムの ♦ 感熱収縮力と感圧接着力が要求されるため、 lO iTi未満では成膜に • ムラが生じ、 接着力, 収縮力が弱すぎ、 他方 100 xm超では家庭用 5 アイ ロ ンでの加熱では短時間では不充分となり、 接着や収縮にム ラ . が生じ不適当であるためである。 [0052] . 接着剤層を形成させるための前記合成樹脂としては、 具体的には, . エチ レ ン一酢酸ビニルコ ポ リ マー (E V A) , エチ レンーェチルァ ♦ ク リ レー ト コ ポ リ マー (E E A) , エチ レン一ァク リ ル酸コ ポ リ マ 0 一 (E AA),アイオノマー樹脂, ウ レタ ン樹脂及びそれらの誘導体 . 等のなかから融点が 60〜150 °Cのものを用途に応じて選択して用い ♦ る ことができる。 [0053] • このよう に、 シー トにク レープ加工またはエ ンボス加工を施して . 凹凸を形成しているために、 貼着時に熱圧部が収縮するとき、 熱圧 5 部と非熱圧部の境界部分にあたる M凸部が高さを減少して非熱圧部 . に熱圧部の収縮が影響するのを阻止するので、 境界部及びその周辺 . に皺が発生しなくなる。 また、 貼着後において、 空気中の湿度や温 • 度の変化によるシー トの伸縮が平面方向に広がることなく、 凹凸部 • の上下方向の伸縮に吸収され、 その結果シー トに皺が生じることが ♦ ない。 [0054] • 本発明の熱接着紙シー トは、 たとえば次のような方法によって貼 5 着する。 [0055] ♦ まず、 貼着する広さより若干広めの熱接着紙シ一 トを被接着体に • あて、 家庭用スチームアイ ロ ンを 180 - 200 X:にして熱接着紙シ一 • トの四隅を軽く熱圧 (アイ ロ ンの自重程度) する。 こ こで、 スチー . ムァイ ロンを用いるのは次の理由による。 すなわち、 被接着面が通 0 常均一な平面でないため、 たとえば、 組子襖の組子上と紙だけの面 • 上では感圧力が極端に異なり、 また戸襖等の歪みや凹凸のためアイ [0056] • ロ ンの底面が均一に密着しないために、 押圧力が不足した場合に、 [0057] • 通常のドライアイ π ンでは伝熱量が不足し、 感熱性接着剤の層が融 • 点まで昇温せず接着不良となる場合があるためである。 スチームァ 5 ィ ロ ンとすればシー ト 自体の熱伝導だけでなくスチームによる伝熱 • が行われるため、 シー トを焦がすほど温度を上げる必要もなく接着 • が確実なものとなる。 [0058] • 次に、 熱接着紙シー トの余分な部分を切り取り、 四隅の熱圧接着 ♦ を行って位置決めをする。 中央部は、 アイ ロ ンの自重に軽く手を添 0 えた程度の圧力でシ一 トの中央部から周辺部に向かって撫でるよう • にアイ ロ ンを順次かけていく。 最後に四辺をゆっ く り熱圧する。 こ • こで、 四辺の接着状態はシー トの凸部が押圧により平らな状態にな • り、 接触面積が広がり充分な接着力が得られる。 [0059] • 中央部は、 加熱し軽ぐ押圧するため、 シー トが縮み全体が展張す 5 ることとなる。 しかし、 シー トにはク レープ加工またはェ ンボス加 • ェによる凹凸が形成されているので、 シー トの平面方向の期待する . 以上の収縮はこの.凹凸部の高さ方向の収縮に吸収され、 シー トが平 * 面方向に収縮することなく、 皺が発生することがない。 そして、 シ • 一トの凹凸部の谷部の裏側が接着されることになる。 つまり、 四辺 • 部は面接着となり、 中央部は小さ く区分接着されたかたちで点接着 • または線接着となっている。 このため、 貼着後に空気中の湿度♦温 5 度の変化により シー トが伸縮する場合でも、 前記点または線で接着 . している部分以外の非接着部分が厚さ方向に伸縮するので、 シー ト • に見苦しい程の皺や膨らみが生じることはない。 [0060] • 本発明の熱接着紙シー トは、 以上の構成を有することによって以 • 下の効果を奏する。 [0061] 0 ①熱接着紙シー トの接着時において、 広いシー トの一部分をアイ 口 • ンで熱圧したときに、 熱圧部の平面方向の収縮が凹凸部の高さ方向 • の収縮に吸収されて、 シー トに皺が発生することがない。 [0062] - ②熱接着紙シー トの接着後において、 空気中の湿度や温度の変化に • よるシー トの伸縮が回凸部の高さ方向の伸縮に吸収されて、 シー ト 5 に皺や膨らみが発生することがない。 [0063] ♦ ③襖紙, 障子紙, 壁紙, 書画の裏打紙、 合板の裏打紙等の熱接着紙 - シ一 トを一般家庭においても簡単に皺のないように接着することが . 可能である。 [0064] • 〔図面の簡単な説明〕 [0065] 0 第 1図は本発明実施例の熱接着紙シー トの拡大断面図を示す。 [0066] - 同図において、 1 は本実施例の熱接着紙シー トを示し、 2 はシー . ト本体である紙又は合成樹脂シー ト (以下、 シー ト という) を示し、 . 3は熱可塑性 ·感熱収縮性感圧接着剤の層 (以下、 接着剤層という) . を示す。 [0067] 5 熱接着紙シー ト 1 は、 シー ト 2にク レープ加工またはエ ンボス加 . ェを施して囬凸を形成し、 この片面に接着剤層 3を形成したもので [0068] • do 。 〔発明を実施するための最良の形態〕 [0069] 実施例 1 [0070] 添付図に示すシー ト 2 として、 襖紙として lOOgZm2,厚さ 150 umの紙を用い、 接着剤層 3 として E V A樹脂の 3θΛ£πιのフ イ ルム をラ ミネー ト し、 エ ンボスロールの版の深さをィ : 0, 口 : 50 um, ハ : 250 〃mにして、 J I S L 1057織物及び編み物のアイ 口ン収縮 率試験方法を参考にして試験を行い、 シー トの伸縮の状況を測定し 皺の発生状況を目視により判定した。 結果を第 1表に示す。 [0071] 第 1 表 [0072] [0073] *熱圧部と未熱圧部との境界の皺の発生状況によるアイ ロ ン施工 の良否を示し、 Xは不良, 〇は良, ◎は最良を表す。 [0074] アイ 口 ン掛けの条件 [0075] 温度 : 200 で ' [0076] 押圧力 : 7.5gf/crf [0077] 速度 : lOcmZ秒で 3往復 [0078] スチーム発生量 : 8 gZ分 [0079] アイ 口 ン台は厚さ 10mmのベニヤ板へ厚さ 0.25mmの紙を貼り、 感熱 接着剤が台に貼り付かないように間に 15g/crfのレーョ ン紙を敷いた c [0080] ? f、口 [0081] B— 1(接着剤層なし):紙本来の熱収縮率を示した。 [0082] B— 2(接着剤層なし):紙の蒸熱収縮率を示した。 [0083] B— 1より収縮率が小さいのは、 含水率が高いためである。 [0084] ィ ー 1:B— 1より収縮率が小さいのは、 感熱樹脂への伝熱量が不 足しているからである。 [0085] ィ ー 2:ィー 1 より収縮率が大きいのは、 スチームによる伝熱が大 きく、 感熱榭脂が感熱収縮を起こし始めたからである。 [0086] 1,ロ ー 2:概ねィ ー 1, ィ ー 2 と同じ傾向であるが、 エ ンボス加 ェの凹凸による見掛けの紙厚さが厚くなつた分だけ伝熱量が 少なく なり、 ィ ー 1,ィー 2よりは収縮率が小さい。 [0087] ノヽ 1:ェンボス加工による凹凸が大き くなった分だけ感熱榭脂へ の伝熱が不充分となり、 収縮率が小さ く なつているが、 ゆつ く り加熱すれば充分な収縮率が得られる。 [0088] ノヽ 2:ハ ー 1 に比べ収縮率も充分である。 これは、 スチームによ る伝熱が加わつたため、 感熱樹脂の収縮が作用したことを示 している。 収縮率が大きいにもかかわらず、 熱圧部と未熱圧 部の境界に皺の発生がみられないのは、 エ ンボス加工による 凹凸が面積の収縮を吸収しているからである。 [0089] 実施例 2 [0090] 書画へのアイ ロ ンの裏打紙として、 50gZm2, 厚さ 110 ΠΊで E V A樹脂を 20 m厚に形成し、 ク レープ加工の凹凸の高さを二 : 0 : ホ : 40〃m, へ : 150 〃 にして、 J I S L 1057を参考に試験を行 いシー トの伸縮の状況を測定した。 結果を第 2表に示す。 2 表 [0091] [0092] *熱圧部と未熟圧部との境界の皺の発生状況によるアイ 口ン加工 の良否を示し、 Xは不良、 〇は良、 ◎は最良を示す。 [0093] アイ 口ン掛けの条件 [0094] 温度 : 180 t [0095] 押圧力 : 7. 5g f/cnf [0096] 速度 : l OcmZ秒で 1往復 [0097] スチーム発生量 : 4 g Z分 [0098] アイ 口ン台は厚さ 10 のベニヤ板へ厚さ 0. 25mmの紙を貼り、 感熱 性接着剤が台に ftSり付かないように間に 15g/cn!のレーョ ン紙を敷い [0099] 1 o [0100] ¾□ [0101] 実施例 1の場合と比べ裏打紙の厚さが 1/2以下になったため伝熱 が良好で、 収縮率も大きくなつた。 したがって、 感熱榭脂も実施例 1の場合より大きく収縮しているが、 ク レープ加工の有無や凹凸の 大小については実施例 1の場合と同じ傾向を示し、 へ一 1, へ — 2に おいては収縮率が大きいにもかかわらず、 熱圧部と未熱圧部の境界 に皺の発生がみられないのも実施例 1の場合と同様に、 ク レープ加 ェによる凹凸が面積の収縮を吸収しているからである。 [0102] 実施例 3 [0103] アイ 口 ン種別及びェンボス加工による凹凸の大小による熱接着紙 シー トの接着強度の比較を行った。 結果を第 3表に示す。 [0104] 第 3 表 [0105] 0 評価法 : J I S P 8139の板紙のすき合わせ層の剝離強さ試験方法 • にしたがって剝離強さを測定し接着強度とした。 [0106] ♦ アイ 口 ン掛けの条件 [0107] • 温度 : 200 °C [0108] ♦ 押圧力 : 7. 5g f /crf [0109] 5 速度 : l O cmZ秒で 1回 [0110] . スチーム発生量 : 8 g Z分 [0111] * ϊ、口 [0112] • ①エ ンボス加工による凹凸の大小比較においては、 ω凸が小さいほ • ど接着強度が大である。 これは接着面積の大小に影響されているこ 0 とがわかる。 [0113] • ②アイ ロ ン種別でドライがけ, スチームがけの比較をみると、 ェ ン • ボス加工の凹凸の大小にかかわらず、 スチームがけの方がドライが - けより約 3倍の剝離強度を示している。 これは、 伝熱量がドライが . けよりスチームがけの方が 3倍あることを示し、 スチームがけの方 5 が接着にムラが生じにく いことがわかる。 [0114] • 実施例 4 [0115] ♦ 熱接着紙シー トの感熱収縮率と水中伸度について測定した結果を 第 4表に示す。 [0116] 第 4 表 [0117] 測定条件 [0118] J I sの水中伸度測定機を使用して感熱収縮率と水中伸度を連続 して測定した。 感熱収縮率の測定においては、 熱風を 120 でに設定 し、 2分間テス ト ピースに当てた。 [0119] 引き続き水中伸度を、 テス ト ピースを 5分間水に浸漬し、 その伸 びを測定した。 [0120] テス トサンプルは、 ト : 壁紙原紙 (パルプ 100%) ,チ : 襖紙原紙 (レーョ ン混抄), リー 1 : 疎水性感熱収縮繊維混抄紙(20%), リ一 2 : 疎水性感熱収縮繊維温抄紙(30%) , リー 3 :疎水性感熱収縮繊維 100%の 4種である。 - 結果 [0121] ①感熱収縮率については、 ト, チより リー 1 , 2, 3の方が大きい, これはリー 1, 2, 3に混抄された感熱収縮繊維が収縮したためと 思われる。 [0122] ②水中伸度については、 ト, チは 1〜2. 5%伸びているが、 リ ー 1, 2, 3についてはもとの長さより短くなつている。 しかし、 感熱収 縮した長さを起点とした水中 5分後の伸率すなわち最大伸率をみる と、 ト, チ, リー 1 , リ ー 2共に伸びを示しているが、 ト, チに比 ベリ ー 1, リー 2は 1/3~ 1/6 の伸率になっていて、 感熱前より、 わずかではあるがマイナスを示し、 さらにリー 3については感熱収 縮の状態のまま伸びていない。 [0123] 家庭用アイ 口 ン使用の熱接着紙シー 卜において、 アイ 口 ンがけ作 業中にはある程度の収縮を示し、 作業後は伸びを示さない方が望ま しい。 この観点からいく と、 ト, チより リー 1 , 2, 3の方が適当 ある。 [0124] 〔産業上の利用可能性〕 [0125] 本発明の熱接着性シー トは、 被接着物である下地に少々の回部が あっても感熱接着剤層を簡単に溶かし、 しかも、 スチームアイ ロ ン を用いて比較的低温下で、 軽い押圧で表面に皺を生じることなく接 着を行うことができるので、 日本式家屋用の襖紙、 東洋書画の裏打 紙、 一般家庭の壁, 天井用, 扉用の貼付シー ト、 合板の裏打紙 (ラ イナ一) として好適に使用できる。
权利要求:
Claims • 請 求 の 範 囲 ♦ 1. 表面に ω凸を有する紙シー ト材の一面に熱可塑性で感熱収縮性 • の感圧接着剤の層を設けた熱接着紙シー ト。 • 2. 表面に凹凸を有する紙シー ト材の一面に熱可塑性で感熱収縮性 5 の感圧接着剤の層を設けたスチームアイ 口ンが使用可能な熱接着紙 • シー ト。 • 3. 請求の範囲 2の記載において、 紙シー ト材表面に形成された凹 • 凸が、 ク レープ加工によって形成された凹凸であり、 且つ凹凸の高 • さがシー ト厚さの 1/2〜 50倍である熱接着紙シー ト。 0 4. 請求の範囲 2の記載において、 紙シー ト材表面に形成された凹 • 凸が、 エ ンボス加工によって形成された凹凸であり、 且つ凹凸の高 • さがシー ト厚さの 1/2〜50倍である熱接着紙シー ト。 • 5. 請求の範囲 2の記載において、 紙シー ト材が疎水性感熱収縮繊 • 維そのもの、 あるいは疎水性感熱収縮繊維を含有した紙である熱接 5 着紙シ一 ト。 • 6. 請求の範囲 2の記載において、 紙シー ト材が疎水性感熱収縮繊 • 維を混抄した紙材であり、 且つ疎水性感熱収縮繊維の含有量が 5〜 • 100 %である熱接着紙シー ト。 • 7. 請求の範囲 2の記載において、 紙シー ト材が通常の紙、 木材パ 0 ルプ との混抄の裏打紙を設けた合成樹脂シー ト、 感熱収縮繊維そ • のもの、 感熱収縮繊維を混抄した紙の中から選択した 1つである熱 • 接着紙シー ト。 • 8. 請求の範囲 2の記載において、 熱可塑性 ·感熱収縮性感圧接着 • 剤が E V A、 E E A、 E A A、 アイオノ マー榭脂、 ウ レタ ン樹脂及 5 びそれらの誘導体であって、 融点が 60 〜 150 :であり、 層厚が 10 • 〜: LOO x mである熱接着紙シー ト。 • 9. 表面に ω凸を有する紙シー ト材の一面に熱可塑性で感熱収縮性 の感圧接着剤の層を設け、 且つ他面に織布、 編布、 不織布、 耐熱性 の合成樹脂皮膜、 コ ルク の薄皮、 木材の薄皮 (突板用) 、 金属箔、 鉱物質網、 皮革等を張り合わせたスチーム通過性のシ一トとした熱 接着紙シー ト。
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公开号 | 公开日 KR950004727B1|1995-05-06| EP0486690A4|1992-12-09| CA2065417C|1996-07-02| EP0486690A1|1992-05-27| US5246762A|1993-09-21| JPH03174098A|1991-07-29| DE69023503D1|1995-12-14| TW201806B|1993-03-11| EP0486690B1|1995-11-08| CA2065417A1|1991-02-09| JPH0577800B2|1993-10-27| DE69023503T2|1996-07-04|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-02-21| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB IT LU NL SE | 1991-02-21| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA KR US | 1992-02-03| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1990911707 Country of ref document: EP | 1992-02-24| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 2065417 Country of ref document: CA | 1992-05-27| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990911707 Country of ref document: EP | 1995-11-08| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1990911707 Country of ref document: EP | 2000-01-01| ENP| Entry into the national phase|Ref country code: CA Ref document number: 2065417 Kind code of ref document: A Format of ref document f/p: F |
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申请号 | 申请日 | 专利标题 JP1/206038||1989-08-08|| JP20603889||1989-08-08||KR92700261A| KR950004727B1|1989-08-08|1990-08-02|열접착지 시트| DE69023503T| DE69023503T2|1989-08-08|1990-08-02|Wärmeklebbares papierblatt.| EP90911707A| EP0486690B1|1989-08-08|1990-08-02|Heat-bondable paper sheet| 相关专利
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